こんにちは!Pleasure Support株式会社 学生スタッフの赤星と申します。
この度は、株式会社はたらくと 代表取締役の山本 良様に「働きがい」と「理想の環境」についてインタビューをしてきました。
この記事を通して、皆さまが新たな気づきや価値観を得ることができれば幸いです。
株式会社はたらくと様とは?
「人とペットの共生と豊かさを創造します」をビジョンに掲げ、ペット向け商品を開発しています。
またペット業界のビジョナリーカンパニーを目指し、”ペットと飼い主が互いに心豊かな時間を、より長く過ごせる社会実現”を掲げている企業です。

山本様は元々当社(Pleasure Support株式会社)に在籍していました。その中で、ペット事業を行っていた企業が事業撤退することになり、様々な引き継ぎ先を探していた際、当社に声がかかったのです。
この時、「事業がこのままなくなってしまうと発注先である社会福祉法人への仕事がなくなってしまう」と知り、当初は障害のある方の仕事づくりとして、山本様(当時はまだ当社の社員)が事業を引き継ぐ形となりました。
知識も経験も全くないところからのスタート。しかし、事業を進めていく中で、こんなにも社会の為に力を尽くしている人々がいるのかと感銘を受け、自分自身も何か力になりたい、と考えるようになったようです。
そして「やるしかない」と決意し、会社の立ち上げに至りました。
働く中でのやりがいは?
事業をスタートさせてから4年間は1人で進めていたそうですが、その中でもエンドユーザーの方の声を聞くことが支えだったと言います。
具体的には、ご自身が販売している商品のレビューで「こんないい商品があって嬉しい」「なくてはならない商品!」などの書き込みを見ると、非常に嬉しくなるとおっしゃっていました。
また、福祉施設との連携を通じて作業量や委託料を増やし、委託先の工賃上昇に繋がってくることにもやりがいを感じているそうです。
実際に、事業所へ委託料が売り上げの伸びと比例し、初めは数万円だったものが、今では数百万円単位にまで大きくなっています。
しかし、これはやりがいに感じつつも「当たり前」にしていきたいと語ります。
一方で、在庫管理や発注といった業務面での課題は、解決していったものの苦労も多かったようです。
数字ベースではなく感覚的だった在庫管理を見直すなど、当たり前の基準まで環境を整えていくことが大変だったと振り返ります。
仕事のモチベーションは?
事業を始めるまでまで全く携わってこなかったペット事業を、当時1人で進めることができたモチベーションの根源は何だったのかお伺いしました。
(山本様)「私は物事が進んでいく中で、起こる困難やイライラを糧にできる性格だと思っています。今までも自分なりにトライ&チャレンジを続けてきました。
その分、失敗も多かったですが、やりたいことをやり切って、やり残すことのない人生を送りたいと思っています。
そのため、何かがあるからというわけではなく、一つひとつ積み重ねていくだけだと考えています」
また、ご縁や機会を大切にし、それを積み重ねていくことで新しい景色が広がると考えている、とお答えいただきました。
猫がいる最高の環境
職場環境の特徴の1つとして、ルーク君が挙げられます。
ルーク君は2024年初旬「保護ねこの家譲渡会」で出会いオフィスに迎え入れ、会長猫として社員さんと共に働き始めました。

一緒に働くきっかけとしては、ペット事業を行う上で欠かせない生体理解があります。
ただそれ以上の想いもあるようで…
「現状として、様々な企業がペットビジネスで利益を上げる一方で、動物保護団体様など自費で保護猫のお世話をしている方がいます。
そのため、1にゃんこだけでも自分たちで育てることで、何か役に立てるのではないかという想いがあります」と。
また、猫が職場にいることでどのような影響があるのかについてもお伺いしたところ、
一番は心理的安全性が大きいことだとおっしゃいます。
仕事の一息にルーク君をなでるだけでリラックスするそうです。また、会議で白熱しているときでも、ルーク君がそばに来たり膝の上に乗ってきたりするそうで、ふわっと場が和らぐことがよくあると言います。
普段ルーク君はキャットタワーの会長室でリラックスして過ごしていることが多く、仕事中ずっと構っている必要もないため業務には集中できる環境が整っています。
働きやすい環境にするために
社員の方が働きやすい環境にするために心掛けていることをお聞きしました。
(山本様)「自分が貢献していると感じられるような環境にすることです。たとえ労働時間が長かろうが短かろうが、業務や役割として貢献していることが見えないと、働きがいを創ることはできないと考えています。そのため、福祉事業所に同行していただき、交流する機会があることでより物事に対して自分ゴト化して考えることができると思っています。」
また、以前勤めていた環境に倣っていることも多くあるそうです。
(山本様)「来年から就業時間を8時間から7.5時間に変更するため、会社として生産性を上げるためにより学ぶ機会を提供していこうと考えています。」
今後の展望
現在、はたらくと様ではナショナルブランドの展開を考えています。しかし、それは手段に過ぎないと山本様はおっしゃいます。
「最終的な目標は、人とペットの共生をより深く定義し、心理的にも肉体的にも豊かさを感じられる社会を創ることなので、そこは揺らぐことなく、互いが豊かになる商品を届けます」と。
将来的には、法整備などの社会課題を解決したいという想いがあるようです。
しかし、これは長期的に続く課題のため、企業を発展させながら様々な関係性を築き、一つひとつ積み重ねていきたい、とお答えいただきました。
インタビューをした感想
猫のルーク君が職場にもたらす役割の大きさに驚きました。
業務の合間にリラックスできることに加え、緊張感がある場面でも自然と雰囲気を和らげてくれる存在がいることで、社員の心身の健康や職場の雰囲気にも非常にプラスの影響を与えています。
今までは、集中できる環境・効率的な環境ばかり追求していましたが、このようなリラックスできる環境が整っていることで、よりメリハリをつけた働く方ができるのではないかと考えました。
また、山本様が描く未来への展望は、単に目先の利益や目標を達成することではなく、その先の社会全体の豊かさを実現するためだと感じました。そこに対して1つひとつの努力を積み重ねていこうとする姿勢は、私自身も何を目指し、どう追求していくか考え直すきっかけになりました。
会社概要|株式会社はたらくと様
本社:大阪府大阪市浪速区元町3丁目7-11 ブエナビスタ難波元町601号室
お問い合わせ先:https://hataract.jp/contact/
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