株式会社リテラル様の働きがい|働きがい創造企業に学生がインタビュー#28

こんにちは!Pleasure Support株式会社 学生スタッフの田中です。

今回は、株式会社リテラル 代表取締役の船越隆之様に「働きがい」と「障害者の雇用促進」についてインタビューを行いました。

この記事を通して、皆様に新しい学びや発見を精一杯お届けしたいと思っています。

●株式会社リテラル様とは

大阪市北区に本社を構えるシステム開発会社です。医療系、業務系システムの受託開発をおこなっています。

また、福祉教育事業として、ITエンジニア養成型の就労移行支援事業所「アップル梅田」を同ビルにて運営し、障害者の雇用促進にも取り組んでいます。

船越様は2011年に前職でITシステム開発と教育事業に従事し、教育事業の責任者を務めておられました。

その後、2013年に独立して現在の会社を設立されました。当時は二人で会社を運営されていたそうです。

●就労支援事業について

事業を始めたきっかけは?

2017年に、船越様の前職の職場の方がリテラル様に転職することとなり、その方が就労支援事業に携わっていたことをきっかけに就労支援事業を始めることになりました。

事業においてのやりがいは?

人が活躍する事です。働くことはお金を得るだけでなく、自分の頑張りが誰かのためになるという事で、自分のしたことが感謝に繋がり、認められる。今までそういった機会に恵まれなかった人たちに就労支援を通して活躍する経験をしてほしい」とおっしゃいました。

船越さんは、承認欲求は非常に重要だと言います。

「承認欲求が満たされるから人は頑張ることが出来る。頑張り、認められ、承認欲求を満たすというサイクルで自己肯定感が上がり、仕事のモチベーションも上がる。」

また、「お金だけあっても人生は楽しくない、人とのかかわりの中で人生の満足度が上がる」 とおっしゃっていました。

事業を始めてよかったことは?

1つは採用面。システム開発の採用は媒体を使ってもとても難しく、なかなか採用に至らなかったそうです。

そこで、リテラル様のIT事業と就労支援事業をシナジーさせ、リテラル様が運営されているアップル梅田様の就労支援を活用し、アップル梅田様でプログラミングの職業訓練を受けた方をリテラル様の社員として採用することによって、優秀な人材を多く獲得することに成功されました。

2つ目に、会社として人の多様性に気づくこと。

日本は障害の有無で区別しがちですが、障害のある方にもない方にも個人でそれぞれの強み弱みがあり、お互いの強みを活かし弱みをカバーしあうことによってパフォーマンスを向上させることが出来る、とおっしゃっていました。

また、「就労支援事業を始めてから、就労支援から入社された社員や女性の方が増え、社内の空気が一気に明るくなった」と言います。システム開発はもともと男性の方が多く静かだった社内が、就労支援の事業を展開したことによってアットホームな空気感になったそうです。

●働く中でのモチベーションは?

面白いことをすること。自分たちにしかできない、他ではやっていないようなことをやりたい」とおっしゃいました。

また、「突拍子もないアイデアということではなくて、今の自分たちのやっている事業を組み合わせて、何かのご縁で繋がった人と新しい事業を展開していくことで、お客様の役に立ち、笑っていただけることがモチベーションに繋がる」と語ります。

●働きやすい環境にするために

なにかトラブルが起こった時に「他責にしないこと」を大切にされています。

プロジェクトで不備があっても一人に責任を押し付けず、それぞれが自分の仕事に責任を持つことを意識するように呼びかけられているそうです。

ティール組織

皆さんは『ティール組織』をご存知でしょうか。
フレデリック・ラルーが提唱した、従来のピラミッド型の組織とは異なる、一人一人の社員が意思決定権を有する組織です。上下関係を重視する従来型の組織に対し、構成員が自らの役割を主体的に果たしやすく、組織全体が自律的に機能すると言われています。

船越さんは、社員が上司に意見を言いやすい環境を作るため、このティール組織を意識しているそうです。

そのため、社員の方全員にリスペクトを持ち、フラットに接することで心理的安全性のある関係性を築くようにされている、とおっしゃいました。
船越さん自身、元々上下関係が苦手とのことで、部下が上司に意見を言いやすい環境を作るため、会社を立ち上げられた時からずっとそのスタンスを貫いておられます。

また、「人それぞれの蓄積された価値観や考え方があるので、社員の方々に自分のスタンスを押し付けることはしないが、誰に対してもリスペクトを持つという価値観を社内浸透させるため、言葉で伝えるようにしてます」とおっしゃっていました。

●今後の展望

リテラル様では、最終的に『10個の事業を展開する』をビジョンとして掲げておられます。

船越さんは、たくさん事業を増やすことで会社の中で困りごとを解決しあうことができ、会社として強くなる、と考えておられ、そのために既存事業と相乗効果のある事業をどんどん展開していく、とおっしゃっていました。

●学生インタビュアーの感想

障害の有無や上司部下の関係性にとらわれず、社員の方全員にリスペクトを持ってフラットに接する船越さんの考え方に感銘を受けました。一般的な上下関係が明確な組織とは異なり、社員一人一人が主体的に意思決定を行えるという点がとても新鮮で興味深いと感じました。

そして価値観の押し付けをせず、それぞれの考えを尊重するという点が大変印象的でした。さまざまな価値観を持った人と関わり、多様な考え方を理解し尊重することの大切さを学びました。

また、事業を展開される際に、信用を大切にしている、とおっしゃっていました。

どんな人が信用に値するのか伺うと、「生き方の軸が定まっている人」と。

私自身も船越さんや様々な方とのインタビューやいろんな経験を通して自分の軸を見つけ、信用される人間へ成長したい、と考えました。

株式会社リテラル|企業概要

本社 大阪府大阪市北区神山町6-4 アクシス梅田ビル7階
TEL 06-6940-0270
HP https://www.literal.jp/

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