NPO法人JAE様の働きがい創造~若者が多様な大人や仕事に触れる機会を提供するために~|働きがい創造企業に学生がインタビュー#35

こんにちは!Pleasure Support株式会社 学生スタッフの赤星と申します。
この度は、NPO法人JAE 共同代表の坂野 充様に「働きがい」と「理想の環境」についてインタビューをしてきました。
この記事を通して、皆さまが新たな気づきや価値観を得ることができれば幸いです。

NPO法人JAE様とは?

「若者が希望と誇りを持ち、挑戦する社会」をビジョンに掲げ、「こども・若者・大人が出会い、学びあう場をつくる」ことをミッションとして
「自ら問題の解決や新たな価値の創造に挑戦する心」を持つ人材の育成を目指し、体験型プログラムの提供を行っています。
これまでに1000名以上の大学生が参加し、受け入れ企業は200社に上ります。
さらに、子ども向けの起業家教室「ドリカムスクール」や、子どもの商売体験イベント「キッズスマート」など、多様なキャリア教育プログラムを企画・運営しているNPO法人です。

インタビューにご協力いただいた坂野様

大学を卒業後、2004年NPO法人JAEに入社。
2013年代表理事に就任し、大学主催インターンシップのプログラム開発・運営を担当。
地元の中小企業と連携したインターンシップの構築など若者が仕事に触れる場を提供しています。

働く中でのやりがい

坂野様がJAEに関わるきっかけは、学生時代に仕事や会社について考える機会がほとんどなかったことにあります。
当時はインターンシップもほとんどなく、高校時代に幼稚園へ行った体験が唯一の実務的経験でした。このような状況を変えたいと考え、坂野様は大学生の時からJAEに携わるようになったのです。

JAE様にて自己分析を行っている様子

インターンを通じて若者が多様な大人や仕事に触れる機会を提供する活動にやりがいを感じている、とお答えいただきました。
大学生へのインターンシップの提供や中高生へドリカムスクールなどの提供の場を増やしていきたいと考えているようです。

坂野様は物事に対して、「やりたい」という気持ちよりも、「やらなくてはいけない・やったほうがいい」という気持ちが強く、それが活動の原動力になっています。
現在は、この活動に広がりを感じつつも、まだ十分に達成できていない部分を解消するために努力を続けています。

大変だった時期

2004年JAEに入社し、2013年代表に就任された坂野様ですが、その道のりは平坦ではありません。
特に2016~2018年は“暗黒期”と呼ぶほど大変だったと振り返ります。

仕事量の波が大きい時期で、仕事量と従業員の体制とのバランスを取るのが難しい時期でした。

さらに、 当時の坂野様は自分が理想とする代表像を実現しようと試みるも、結果的にうまくいかず、自分のスタイルと代表としてあるべき姿の非離に苦しんでいました。

現在では社員のマネジメントをほとんど行わず、それぞれが能力を発揮してやりたいことを実現でき、やりがいを感じる環境を目指すことができているそうです。その方針がチーム全体の働きやすさにも繋がっていると教えてくださいました。

その中で続けようと思えたモチベーションは?

坂野様のモチベーションの根底やこの活動に関わっている意味として、若者に多様な仕事や大人との触れ合いを提供する環境を創りたいという想いがあります。
そして、この責任感が、困難な時期を乗り越える原動力となっていました。

また、代表という役割についても、最初は適任だからと受けたものでしたが、中途半端ではなく全力で取り組むことで新たな価値を創出しようと努めています。

理想の環境

坂野様が理想とする環境は、上下関係がなく、各自がやりたいことを自由に実現できる職場です。
坂野様自身、管理されるのも管理するのも得意ではなく、自分の好きなように活動できる環境を求めています。

そのため、JAE内でもメンバーの困っていることを整理するなど、普段業務で行っているように支援する方が自身にとって向いていると感じているようです。

また、仕事の進め方については、好きなときに好きな場所で働けるスタイルが理想です。
現在は、その状態が実現しています。この働き方には一部コミュニケーションの取りづらさなどの課題が出てくる可能性がありますが、必要なメンバーが的確に役割を果たしているため、現在のところ大きな問題はないと言います。

会社の目標

JAEの目標について、坂野様は会社を単に拡大することには重きを置いていません。それよりも、若者が多様な大人や仕事と関わる機会を創出し、関係性を重視した活動を広げることを目指しています。

現在、大学が就職予備校化している部分があるという現状を踏まえ、学生たちが十分に機会を得られていない問題に対し、JAEがその一端を担うことが必要だと考えています。
ただし、その活動を全国に広げるには限界があり、更なる人材の増強や関係性の構築が必要だと考えています。

直近1年の目標としては、新たな人材を加え、着実に関係性を構築しながら機会を広げていくことを挙げています。

このように、坂野様はJAEが提供する価値を一つ一つ実現しながら、世の中に必要とされる組織としての在り方を模索しています。

インタビューをした感想

インタビューをしていく中で、坂野様の根底にある価値観として、「責任感」からくる「やらなきゃ、やるべきだ」という行動と「自由」からくる自分が働きたいときに働くというスタイルを感じました。
私も責任感が強い性格だと考えており、「困っている人を助けなきゃ」や「やるべきことをやらなくて」はという考えを持つことが多々あるため、非常に共感しました。
また、この自分のスタイルを確立するために大変なことを乗り越え、小さな努力を重ねていったのだと感銘を受けました。

会社概要|NPO法人JAE様

本社:大阪府大阪市北区万歳町4-12 浪速ビルディング 西館401A号室
TEL:06-6131-3573
HP:https://jae.or.jp/

CONTACT

お気軽に、お問い合わせください。