こんにちは!Pleasure Support株式会社学生スタッフの久保です。 今回は、株式会社ジオリゾーム様に「環境への取り組み」と「働きがい」についてインタビューさせていただきました。 この記事を通して皆様に、新たな学びや価値観を得るきっかけをお届けできれば幸いです。
株式会社ジオリゾーム様とは?
ジオリゾーム様は、「地域のまちづくり」を環境事業通して創造する会社です。主な事業としては、再生可能エネルギーを用いた自然エネルギー事業、資産価値向上・防災に有効な無電柱化事業、環境リスク対策を土壌汚染コンサルティング事業に取り組まれています。

働きがいについて
働きがいへの考えは?
井上様に「働きがい」について尋ねると、それは年代や背景、価値観によって異なるとおっしゃっていました。
近年、企業の分類として「ホワイト企業」や「ブラック企業」だけでなく、「プラチナ企業」といった言葉も使われるようになっています。これらは、働きがいや働きやすさが高い企業を指すことが多いです。
一般にホワイト企業は「働きやすい」とされていますが、単に労働環境が良いだけではなく、適度な負荷や成長の機会があることも重要です。そこで、「プラチナ企業」のように、働きやすさとやりがいのバランスが取れた職場が、今の若者には大切であるとおっしゃっていました。

また、働き方改革により定時退社が一般的になりつつありますが、それだけでは長期的な成長にはつながらず、将来的にスキル不足に陥る可能性があります。そのため、自分自身で明確な目標を持ち、やりがいを見つけ、努力していくことが大切です。
さらに、仕事の目的が明確になれば、自身の業務を通じて社会の役に立っていると実感しやすくなるともお話しされていました。
社内での取り組み
井上様が実際に取り組んでいる働きがいの創出として、社員の皆さんと共に「正しい考え方」について学ぶ活動を行っているそうです。
具体的には、京セラ創業者・稲盛和夫氏の著書『京セラフィロソフィ』を用い、正しい考え方や価値観の重要性について学んでいるとおっしゃっていました。
こうした取り組みを通じて、組織全体で考え方や価値観を共有し、一人ひとりが正しい考えのもとで働くことが重要だと考えているそうです。
環境事業の課題と対策
環境活性化事業の中でも、無電柱化事業についてお伺いしました。
無電柱化は徐々に進んではいるものの理解や認知が広がっておらず、税金を使うことへの反発や予算不足が課題となっていると言います。また、建設業は若者に敬遠されがちで、人材確保にも苦労しているとおっしゃっていました。
そうした状況の中で、井上様は「事業を拡大することだけがすべてではない」「つぶれている企業もたくさん存在する」とおっしゃっており、確実な成長が大切と考えております。
例えば、人間の成長と同じように、短期的に急激に成長してしまうと体のバランスが崩れるように、無理のないペースで着実に成長していくべきだと話しております。
最終的な目標は日本から電柱をなくすことですが、そのために、まずは市場にもっと理解してもらうこと、そして一緒に取り組んでいける体制をつくっていくことが大切だと話されていました。
今後の目標
会社としての目標
環境活性化業を掲げる同社の理念は、「大地と街と人がいきいきできる」ことにあり、その「人」には社員も含まれます。社員満足度、社会貢献度、顧客満足度の3つを重視し、それぞれ90%以上を目標としています。
これが実現すれば、社員がいきいきと働ける環境につながるでしょう。
現在は目標達成には至っていないが、毎年社員アンケートを実施し、改善に取り組んでいます。
これからの将来を担う若者へのメッセージ
井上様より、大学生や若者に対してメッセージをいただきました。
「現代はネットの情報に惑わされやすい時代ですが、本当に大切なのは「原理原則」に従うことです。
例えば、健康維持には適切な食事が必要であるのと同様に、仕事でも正しい努力を積み重ねなければ成果は得られない。単に定時退社を続けるだけでは成長しません。
大谷翔平のように正しい方法で努力し続けることが成功につながると考えています。
努力すれば結果が出るが、間違った努力では逆効果になることがあります。
だからこそ、正しいやり方で取り組むことが重要になってきます。
また、ホワイト企業かどうかにこだわる必要はなく、本気で取り組めば残業も苦ではありません。
情報に流されず、本質を理解して行動することが、これから重要になってくると考えています。」
学生インタビュアーの感想
環境事業という社会を良くする取り組みであっても、必ずしも順調に進むわけではないということを学びました。
無電柱化には資産価値の向上や防災といったメリットがあるにもかかわらず、税金や予算の問題から後回しにされることがあると知り、驚きました。
地域や社会のためを思って取り組んでいても、その想いが住民全員に伝わり、賛同を得るのはとても難しいことなのだと改めて感じました。
また、現在の働き方においては適度な負荷も重要であることを学びました。
働き方改革により定時退勤が当たり前になりつつある中で、将来的なスキルアップや成長をするには、多少きつくてもやりがいのある仕事に取り組むことが大切であるということです。
これまでは「ホワイト企業=理想的な職場」と考えていましたが、そうではなくて、筋トレのように少し負荷をかけることで筋肉がつくように、ある程度の負荷があるからこそ自分の成長につながるのだと、改めて実感したインタビューでした。
会社概要|株式会社ジオリゾーム様
本社:大阪府吹田市内本町1-1-21
TEL:06-6381-4000
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