エクスポート・ジャパン株式会社様の働きがい|働きがい創造企業に学生がインタビュー#26

こんにちは!Pleasure Support株式会社 学生スタッフの栁瀬です。
今回は、「働きがい」を主なテーマとしたインタビューを、エクスポート・ジャパン株式会社様にご協力いただきました。
この記事を通して皆様にエクスポート・ジャパン様の画期的な取り組みや、インタビューを通して私が学んだことを知っていただけると幸いです。

今回インタビューにご協力いただいたのは・・・

今回、インタビューにご協力いただいたのは、エクスポート・ジャパン株式会社 経営支援部の伊奈様です。
伊奈様は、2015年に入社され、現在は労務、法務を中心に経営支援部にて業務を担当し、社員の皆さんが働きやすいように、労働環境の整備やキャリア相談、心理的なケアも行われています。
また、伊奈様は2児の母でもあり、仕事と家庭の両立を実践しており、ワークライフバランスに優れた組織作りを目指されています。

エクスポート・ジャパン様とは

エクスポート・ジャパン様では、主に4つのサービス事業を展開されており、Webと言語に特化して、企業や自治体、政府機関の海外への情報発信を専門的にサポートしています。また、ビジネスを通じて多文化共生社会に貢献することを経営理念としています。
4つのサービス事業についてご紹介いたします。

サービス1:多言語Webサイト制作

Webプロジェクトごとの目標に応じて、ディレクターを中心に最適なプロジェクトチームを組成して、企画の初期段階から構築・運用までワンストップで対応しています。また、言語圏や国ごとの文化的な差異や各言葉が持つニュアンスなど広範囲を考慮した「Webローカライゼーション」の実現を会社のチームが成果に直結する観点として重要視しています。

サービス2:多言語コンテンツ制作

サイトに来訪されたユーザーに、求められる情報を魅力的に伝えることは、外国語サイトの成果を大きく左右する要素であり、B2Bメーカーの販路開拓や海外からの誘致に対応するコンテンツにおいても、日本語を外国語に直訳するのではなく、読み手に能動的なアクションを促す翻訳やライティングを組み合わせて提供しています。

サービス3:インバウンド・マーケティング

2002年から日本におけるジャパンガイドの総代理店として、日本国内の自治体・観光協会をはじめ旅行・運輸会社など民間企業のクライアントからの各種お問い合わせ対応やジャパンガイドへの広告出稿管理・契約業務を担っています。

サービス4:アクセシブルコード

Accessible Codeとは、視覚障害を持つ方や日本語を読むことの出来ない外国人の方に、その方の母国語の音声で商品概要をお伝えすることの出来るQRコードです。印刷されるコードの仕様と印刷面である包装資材の2つの仕様を定めたことによって、視覚障害の方でもスマートフォンで簡単に読み取ることが出来て、音声での商品情報を取得することが可能になる仕組みとなっています。
Accessible Codeはどんな人にも公平に情報を伝えられるように情報のバリアフリー化を目指して開発されたそうです。

職場環境について

多国籍な環境

エクスポート・ジャパン様では多国籍の社員が在籍しており、伊奈様は「普段の会話や雑談から文化の違いを感じることが出来て面白い」と話されていました。国が違うと常識や文化が異なるため、相手の発言や考えに”否定”から入らずに、相手の常識や文化を受け入れ、尊重しながら話していくことが、社内では大切にされているということです。

コミュニケーションに使用する言語は?

基本的なコミュニケーションは日本語で行われています。しかし、日本語をうまく話すことの出来ない社員がいる場合は、その場にいる全員が話すことの出来る言語またはチャット翻訳などでコミュニケーションを取る場合もあるそうです。

働き方について

SDGsの取り組みの一環として、⽇々の始業・終業時刻や労働時間を自身で決めることができるフレックス制や2時間のお昼休憩制度など、安全かつ健康的な職場環境作りのための様々な制度が導入されています。
また、新たな取り組みとして2024年11月から6か月間のコアタイムの撤廃を試験的に行われています。ただ、コアタイムを撤廃してしまうと勤務時間外に連絡を取り合うなどの問題も生じてくるため、こうした問題を解決することが出来れば社員全員が働きやすくなるだろうと考えられます。

若者の雇用・育成について

2022年度に、若者の雇用管理の状況等が優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する「ユースエール認定」を取得しており、約半年間の新人教育研修(社外研修、社内OJT・OFF JT)やキャリア形成を手助けする有資格者によるキャリアコンサルティング、資格取得支援制度など様々な制度を用意して、社会に出たばかりの若者が生き生きと働ける会社を目指されています。

働きがいについて

伊奈様にとっての働きがいは「労務環境を整えていくこと」であると話されていました

エクスポート・ジャパン様に伊奈様が入社した当時からは社員数も増えたということで、会社規模が変わると必要とされる職場環境も変わってきます。社員の意見や要望に耳を傾けながら、その時々に合わせた就業規則に変更するなど、環境を整えていくことに非常にやりがいに感じていると話します。 

仕事をする上での価値観

伊奈様は、働きやすさや柔軟さが仕事をする上での重要な価値観だと考えていました。会社にとって良い社員であり、反対に社員にとって良い会社である必要があります。そのために、まずは働きやすい環境を会社が提供することが必要であると思っています。 
社会人になると、一日の中で仕事の時間が一番多くなります。仕事の中にはたくさん辛いこともあるが、仕事場の環境が良ければ、それを乗り越えることも可能であるとおっしゃっていました。

会社の中で変えていきたいと考えていること

エクスポート・ジャパン様の特徴として、会社全体の”残業時間が少ない“(平均月10時間程度)ということが挙げられます。

残業時間が少ないということは非常に良いことだと考えられますが、もっと働いて自分の実力を伸ばしていきたいと思っている人には、孤独感を与えてしまうようです。チームの皆で支えあいながら働くことは大前提ですが、残業を厭わずがむしゃらに働きたい人と、子育てなどにも重点を置きたい人など、社員の置かれた立場も様々です。
そのため、社員一人一人の希望を聞きながら、会社側で業務量を調節したり、また、新しい事業のアイデアがあれば取り組んでもらいやすい風土を作るなど、社員の希望に合わせた働き方が可能になる会社にするため、日々、試行錯誤しています。
まだまだ多くの取り組みをしていく必要がありますが、社員の皆で考えながら、常に変化し続ける会社でありたいと伊奈様はおっしゃっていました。

学生インタビュアーの感想

エクスポート・ジャパン様のフレックス制や在宅勤務制度などの社員に寄り添った職場環境作りは、柔軟なワークスタイルが可能となり、すべての会社が目指していくべき会社像ではないかと感じました。中でも、育児休業所得率が女性は100%、男性は80%を達成しており、男性でも1年間の育児休業を取得することができるという会社制度は非常に勉強になりました。

ブラック企業と言われる類の企業で働く人の悩みというものはよく耳にしますが、今回のインタビューを通して、逆にホワイトすぎるが故の悩みというものを初めて知ることが出来ました。こういった悩みをすべて解消することは難しいかもしれませんが、一つ一つ時間をかけて解消していくことで、より良い会社となっていくことが出来るのだろうと感じました。

本社概要|エクスポート・ジャパン株式会社様

本社:大阪府大阪市中央区南船場3丁目7−番27号 NLC心斎橋 7F 7-D
TEL:06-6210-2722
HP:https://www.export-japan.co.jp/

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