こんにちは!Pleasure Support株式会社学生スタッフの久保と申します。
この度は、SDGサポーターズ杉田博幸様に「働きがい」について伺いました。
この記事を通して皆様に新たな学びや価値観を得るきっかけをお届けできれば幸いです。
SDGサポーターズとは
SDGサポーターズ杉田様は、次世代を担う若者やあらゆる組織のSDGs取り組みを支援しています。
大手企業で20年にわたり人材開発や営業力強化に携わってきた自身の経験を活かし、コラボパートナーと連携しながら、さまざまなメソッドを提供。
SDGs達成に欠かせない「自ら考え、行動する組織づくり」をサポートしています。

教えることで自分も成長できた瞬間がやりがい
杉田様にとってのやりがいをお聞きしました。
営業時代は成績が出ることでモチベーションが上がり、「頑張ってよかった」と思える瞬間があったそうですが、今は「人に教えること」や「誰かの役に立てたと実感できるとき」だとお答えいただきました。
特に印象的だったのは、大手企業に勤めていたとき、2億円規模の社内教育を担当したときのことです。営業マネジメントのガイドブックも自ら企画・制作し、「これはみんなのためになる」と手応えを感じたと振り返ります。
そして現在、SDGsのゲームを通じて人に何かを伝えられたときや、後輩の営業に同行してワークショップを開いたときなど、人の成長や変化に関われた瞬間に最もやりがいを感じる、と語ってくださいました。
自分を知ること、仲間と動くこと
学生時代、テニス部の経験から「自己理解」と「協調」を学んだそうです。
テニスは一見個人競技に見えても、団体戦ではチーム全体で戦う場面が多く、仲間と目標を共有する重要性や、他者を引き立てる姿勢の大切さを体感したと、振り返ります。
社会に出てからも、その考え方は変わらないようで、
理想の組織像として「サッカー型のチーム」を挙げ、自ら判断してパスを出すような主体性と、メンバー間の意思疎通のあるチームこそが強い、と教えてくださいました。
加えて、「素直さ」も重要な要素に挙げ、「叱られて伸びる人が結局成長する。叱ってくださいと言えるくらいがちょうどいい」と、率直に学ぶ姿勢の大切さにも触れていました。
「楽しく学ぶSDGs」を伝えたい
杉田様がSDGsと出会ったのは、勤めていた会社の中でもその必要性が問われ始めた時期でした。当時、会社を定年退職する前に選べた3つの働き方の中から、「週3日勤務+残り2日は自由時間」という選択をし、空いた時間でSDGsの啓発活動を始めたそうです。
しかし、「専門家でもない自分がどう伝えたらいいのか」考えたときに、「ゲームなら楽しく、わかりやすく伝えられるんじゃないか?」と閃いたと言います。
そして、7~8年前に始めたのが、サステナブル・ワールド・ボードゲーム。今では万博でも行う予定など、各地で広く開催しています。

杉田様は当時を振り返りながら「SDGsは一人ではできないことが多いからこそ、仲間と一緒に取り組むことが大事。最初は6人で立ち上げ、今はそれぞれの道に進んでいるものの、ただ、あの時『大事だね』って共有できたことには意味があった」と語っていました。
今後の目標
現在、社会問題として、地球温暖化による食料不足や物価高騰など、経済以前の深刻な課題が多々あります。
そうした危機感のもと、杉田様は「私一人の力は小さいけれど、社会全体でうねりを起こすことが必要」との思いを強く抱えていました。
「SDGsの枠組みを活かし、環境意識の普及に少しでも貢献したい」といった想いから、ゲームやワークショップを通じて楽しみながら学べる活動を続けておられます。そこには「利他的な心を育てたい」という願いも込められています。綿密な準備と努力を日々行っている杉田様、「苦労してこそ人生は楽しい」と語っていました。
学生インタビュアーの感想
このインタビューを通して強く印象に残ったのは、人のために動くことで自分のやりがいが見えてくるという姿勢です。
特に、営業成績や教育活動の成果を通じて達成感を得たという話から、「数字や成果」よりも「誰かに役立てたという実感」がモチベーションの源泉になっていると感じました。
自分自身を振り返ると、「自分の成長」や「評価されること」に目が向きがちですが、誰かの成長や気づきに寄与することが、本当のやりがいにつながるのだと気づかされました。これは、今後どんな立場になっても持ち続けたい視点です。
会社概要
tell:090-3275-0300
HP:https://sustainable-world-supporters.website/profile/