こんにちは！Pleasure Support株式会社 学生スタッフの栁瀬です。
今回は、「障がい者雇用」と「働きがい」の二つのテーマで、総合福祉企業である株式会社ケア21様にインタビューさせていただきました。
この記事を通して、総合福祉企業の魅力や障がい者雇用の取り組み・考え方などを、皆様に最大限お届けしたいと思っています。
■今回インタビューにご協力いただいたのは・・・
今回、インタビューにご協力いただいたのは、株式会社ケア21 総務課 大西様（左）とケア21様の特例子会社である株式会社サポート21 企業在籍型ジョブコーチ 東福様（右）です。
ケア21様とは
ケア21様は、総合福祉企業として介護事業を中心に訪問介護やグループホーム・有料老人ホーム ・保育サービス・障がい者（児）支援・給食・資格取得スクール など、暮らしを送るうえでの困りごとを包括的にサポートできるよう、幅広いサービスをグループで展開している会社です。
『100年続く企業』を目指し、ご利用者様と従業員の健康を最優先に考え、常に考え変わり続ける姿勢を貫き、最大ではなく最高のサービスの提供と事業拡大のためにまい進し続けています。
ケア21様の強みや魅力
ケア21様では、宮城から福岡に600を超える事業所があるため、生活環境の変化に対応することが出来ます。さらに、様々な事業を展開していることで、多様なジョブチェンジも可能となり、従業員が長く働き続ける中で起こる変化に適応することが出来ます。
また、介護事業において、ここまで事業の幅が多岐にわたるということは同業他社にはない魅力です。総合福祉企業ということもあり、ご利用者様の生活すべてを支えることができます。高齢者向けのサービスのみならず、0歳から利用できる保育園やスクールといったサービス事業もあるため、乳児期から高齢期までをケア21様であらゆるサービスを提供することが可能となっているそうです。
チャレンジキャリア制度について
ケア21様では、介護サービスの質のさらなる向上・維持を目的として、さらに従業員一人一人のキャリアサポートを強化するために「チャレンジキャリア」という独自の評価制度を取り入れています。
実技と座学による15段階評価を行い、これによって自己分析ができるため、新たな目標が生まれたり、モチベーションを高めたりできます。成長を支援する制度でもあり、自分の評価が目に見えて知ることが出来るのは、モチベーションの向上にもつながるそうです。
HPより引用
最大ではなく最高のサービスの提供
ケア21様は、「最大ではなく最高のサービスの提供」を経営理念の一つとしています。『最大』と『最高』は似た意味を持っています。ですが、ケア21様は、『最大』を数に『最高』を質にそれぞれ例え、数だけを増やすと質が伴わないため、質を高めることを重要視しようといった意図で取り組んでいます。
目に見えるのはお金やご利用者様などの数、目に見えないのはケア21様が提供するサービスなどの質であり、目に見えてわかるところよりも、目に見えないところを大事にしていこうと考えられているようです。
株式会社サポート21様とは
サポート21様は、ケア21様が障がい者雇用促進のために設立した特例子会社です。ケア21グループの施設や事務所で、障がい者の方を雇用する場を創出しています。また、障がい者雇用の促進及び雇用の安定に関する取り組みの実施状況などが優良な企業として2022年1月に「もにす認定」を受けました。
■働きがいについてインタビュー
従業員の意見の取り入れ方
一般的な企業では、何か意見を出す場合自分よりも一つ上の役職の方などを通す必要がありますが、ケア21様では、課長や部長に対して一般従業員が直接お話しできることや提案の場を会議体として設けていることなど風通しがよく、意見を出しやすい環境が整っています。
企業が創る従業員の働きがい
先ほどお伝えしたチャレンジキャリア制度や各種研修によるキャリアサポートの強化とスキルアップの支援が行われています。
他にも、1年に1回表彰式にて色々なカテゴリーで様々な人を表彰して従業員のモチベーション向上を図るなど、あらゆる取り組みによって働きがいを創造しています。
また、『ありがとう』を広める目的で作られた『ほめカード』も特徴的です。誰かに何か感謝することがある場合に、感謝の言葉をほめカードに書いて、気持ちを伝えようという取り組みは、「良い点を見つけ出す力やそのことを口に出すことを積極的にしていきたい」という会社の風土から生まれました。
口に出して直接相手を褒めることが恥ずかしいなという方でも、カードに自分の気持ちを書いてを伝えるとなるとやりやすいですね！
■障がい者雇用についての取り組み
業務内容
ケア21様が全国で運営する有料老人ホーム「プレザンメゾン」「プレザングラン」での清掃業務と同施設内キッチンでの調理補助業務や大阪本社・東京本社での一般事務業務、大阪箕面事務所での室内軽作業やポスティングなど、障がい者の方一人一人の特性に合った働き方を割り振っています。
HPより引用
障がい者の方が感じる働きがい
「一緒に働いている従業員の方や施設のご利用者様から感謝の気持ちを伝えられることや定期的なカウンセリングによる心理的安全性の確保が、障がい者の方にとっての働きがいになっているのではないか」と東福様はお話になっていました。
障がい者の方の秘めた力
得意・不得意はあるものの得意なことに関しては、非常に高いスキルを発揮されるそうです。
”障がい者”だからといった固定概念による偏見を捨て、その方の仕事に対する姿勢を見守り見習うことを、ケア21様では大切にしていると言います。
■学生インタビュアーの感想
ケア21様の障がい者の方への向き合い方はとても勉強になることが多く、また、今回のインタビューによって、私の障がい者の方に対する印象がすごく変わりました。”障がい者”の方だからと接することで、単純な仕事しかできないなどの偏見を持ちがちになりますが、初めからそのような印象をもって接することなく、一従業員として接することで普通に働いている従業員よりも良いパフォーマンスを発揮できる場合もあるのだと初めて知り、驚かされました。
チャレンジキャリア制度については、介護サービスの質のさらなる向上、維持することだけでなく、15段階の明確な評価が出てくるため、従業員の方のモチベーションのアップや若い人のキャリアアップ・働きがいにもつながると感じました。こういった、従業員の秘めた力を引き出し、その力を仕事につなげられるような制度が、他の会社でもあるとよりよい社会になるのではと感じました。
会社概要｜株式会社ケア21様
本社：大阪府大阪市北区堂島2丁目2-2 近鉄堂島ビル 10F
TEL：06-6456-5633
HP：https://www.care21.co.jp/
