NPO法人あっとすくーる様~子供たちの寄り添いにつながる環境へ~|働きがい創造企業に学生がインタビュー#38

こんにちは!Pleasure Support株式会社 学生スタッフの赤星と申します。
この度は、NPO法人あっとすくーる 渡 剛 様に「働きがい」と「理想の環境」についてインタビューをしてきました。
この記事を通して、皆さまが新たな気づきや価値観を得ることができれば幸いです。

NPO法人あっとすくーる様とは?

NPO法人あっとすくーる様は、ひとり親家庭の子どもたちへの学習支援・教育支援を目的とした団体です。
具体的には、学習塾の運営や、自治体が実施する生活困窮世帯向けの学習支援事業を受託し、教育サポートを提供しています。

箕面市では、生活困窮や不登校の子どもたちを対象に、週1回90分のサポートを実施。通塾が難しい場合は家庭訪問型のサポートをし、学校で授業についていくことが難しい子に関しては、大学生が教室に入り学習のサポートを行っています。
このように幅広い子どもたちの学習を、行政の支援を活用しながら支えています。

インタビューにご協力いただいた渡様

渡様ご自身は、事務作業・保護者対応・大学生スタッフとの連携・授業後のフィードバックなどの内部の業務に加え、自治体・学校との調整などの業務全般を担当されています。

業務の中でのやりがい

渡様が最もやりがいを感じる瞬間は、子どもたちの成績が伸びたときです。ただ単に点数が上がることだけではなく、経済面など厳しい環境の中でも努力を重ね、夢に向かって前進する姿に大きな価値を見出しています。

例えば、ある生徒は志望校に合格するために、次の実力テストで100点上げることを目標にしていました。
年末年始も休まずサポートを続けた結果、85点も点数が上がりました。定期テストではなく実力テストでの85点は、なかなか上げることが難しいそうです。

(渡様)「家庭環境的にはハンデを抱えている子どもが、自分に出来る限りの努力をして、その努力が実った瞬間は何ものにも代えがたいですね。
その体験が、今後の人生の何か一つの支えにもなるだろうと思っています。それらを含めて成績が伸びた瞬間、その子が夢に一つ近づいたときが、一番やりがいを感じる瞬間です。」

大変だったこと、それを乗り越えたモチベーション

渡様は、勉強を教えている生徒がどこでつまずいていて、成績が伸びない悪い癖は何なのかを見ることを意識しています。

例として、定期テスト直前まで学校の提出物をやっている生徒は、答えを移す作業になっているため、点数がなかなか伸びないこともあるそうです。

このような課題は一人ひとり違うため、できる限り丁寧に見て、それに合わせて勉強していく過程が最も大変なことだとおっしゃいます。

しかし、このフォローが一度でうまくはまることは少なく、日々試行錯誤を続けながら勉強を進めています。テストの点が上がったかと思えば、次に下がることもあり、その対策を考えることも含めて、生徒を見ることが難しい部分だとおっしゃいます。

渡様ご自身は、このお仕事に対して「モチベーションがある・ないではなく、それをやるのが『普通』まで自分を持ってくることができました」と話します。

ただその中でも、ひとり親家庭で育ったご自身の経験から、同じ境遇の子どもたちに対しては、自分と同じ思いをしてほしくないといった考えから、力を入れたいという思いがあるそうです。

理想の働く環境

「働きやすい環境」という概念について、渡様自身が代表者であるため、特に求めるものはないと語ります。
しかし、組織としては「弱さを許容できる環境」を大切にしたいと考えています。

(渡様)「スタッフの中には遅刻する人もいます。一般的には厳しく指導されるものですが、そこで企業として明確に線引きをしてしまうと、子どもたちに対してもドライになってしまう気がします。
だからといって遅刻をしてもいいとは思わないですが、そういった弱さを許容できる組織であることが、子どもたちへの深い寄り添いにもつながると考えています。」

このように、すべての人に高い能力を求める社会ではなく、マイナスの部分を補い合いながら働ける環境を作ることが理想の職場環境です。

今後の目標

渡様は今後の目標として「自立した経営ができる団体」を掲げています。二年前は生徒数も落ち込み、組織の縮小を余儀なくされましたが、直近一年で生徒数を二倍に回復。
来年度には認定NPO法人の申請を予定しており、寄付先としての信頼性を高めることで、より安定した運営を目指しています。

また、受け入れた生徒に対して支援者としての距離感に関する批判を受けた過去があるそうです。様々なことを考慮した結果、その子が本当に必要なサポートができませんでした。
最終的にその生徒は塾から離れてしまい、当時、サポートの限界を痛感したそうです。

そのため、「最後まで寄り添うためには利益が必要」という思いから経営基盤を強化し、より多くの子どもたちを支えられる体制を整えることが、今後の目標となっています。

インタビューをした感想

渡様には、教育視点とNPO法人としての経営視点の両面からお話を伺うことができ、とても興味深い時間でした。

私自身、個人的に受験生のサポートをしていた経験があるため、渡様が感じるやりがいや大変さには共感する部分が多くありました。
ただ、それが仕事となると、どこまでサポートするのか、どうモチベーションを保ちながら成果につなげるのかなど、葛藤や難しさもきっとあったのだろうと感じました。

それでも、渡様がご自身の経験を通じて、想いをブラさずに取り組み続けている姿勢は印象的でした。「モチベーションがある・ないではなく、それをやるのが当たり前の状態まで自分を持っていく」という言葉は、渡様にとっては自然なことかもしれませんが、私にとっては強く心に響き、尊敬の念を抱きました。

今はさまざまなことに興味を持ち、幅広く関わっていきたいと考えていますが、将来的には一つの課題に向き合い、その解決に向けて全力で取り組む道もあると学んだインタビューでした。

会社概要|NPO法人あっとすくーる 様

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