【働きがい創造企業に学生がインタビュー#12】株式会社i-plug様の障害者雇用

こんにちは!学生インタビュアーの原田です。今回は、株式会社i-plug様にインタビューを行いました。

■株式会社i-plugとは?

i-plugは「つながりで、人の可能性があふれる社会をつくる」をグループミッションに掲げ、さまざまな人のキャリアを支援している会社です。事業を通して、あらゆる人が自己実現できる未来を目指しています。

▲大阪オフィス 

■今回インタビューを行った方

今回インタビューを受けてくださったのは北島悠衣様・河口拓哉様です。
北島様は、同社の「OfferBox」を活用しながら就職活動をし、キャリア設計に携わることに関心を持たれ入社されました。i-plugでは、コミュニケーションデザイン部に所属し広報を担当なさっています。

河口様は前職から障害者雇用担当として従事され、i-plugの事業内容や「共創しながら価値を出す」というi-plugのバリューに惹かれ入社されました。i-plugではHR戦略部に所属し障害者雇用を担当されています。

■障害者雇用を担当するOSSチーム

i-plug様では、現在障害者雇用として9名の方が勤務されており、リモート勤務制度を導入しています。
2021年から障害者雇用を開始し、OSSチーム(オペレーション・サポート・サービス)と呼ばれる障害者雇用に特化した部署を立ち上げられました。

OSSチームでは、各部署から様々な事務業務を請け負い、各々の特性に合わせて業務を割り振り、主要サービスの利益率や生産性向上を支える業務にも取り組んでいます。

業務範囲は事務領域を中心としながら、なかには特性や得意分野に合わせてイラスト制作や動画編集等のクリエイティブ業務を担うメンバーもおり、150種類以上の業務を担当されています。

■コミュニケーションの重要性

次に障害者雇用で大切にしていることを伺いました。
河口様が挙げられたのは、、、「コミュニケーションの質と量」。
OSSチームでは、コミュニケーションを積極的にとるために、次の3つの取り組みを実施しています。

1  健康管理の推進
自分から体調不良を相談することが難しい方もいらっしゃいます。
そのため、毎朝健康管理アンケートを行い、些細な体調の変化に気づける体制を整えているそうです。

2  定期的なミーティングの実施
OSSでは毎週必ず30分の1on1ミーティングを実施し、業務面の不安などを気軽に相談できる関係性の構築に取り組まれています。OSSチームでのミーティングも毎週行い、コミュニケーションの活性化を図っていらっしゃいます。
また、業務を2名以上をアサインしており、複数人で担当している業務は毎日MTGを実施しています。OSSチームのメンバー同士のコミュニケーションを促進するほか、お互いに声を掛け合い、ケアを行える体制を構築します。

3 バーチャルオフィスの導入
バーチャルオフィスを用いることで、現在メンバーがどのような仕事に取り組んでいるかを確認することが出来ます。これによりリモートワークでも不安を感じさせないように配慮しています。

▲大阪オフィス

■得意分野を活かして働く

i-plug様は社員が個性を活かしてキャリアを広げていくことを目標にされています。この想いは障害者雇用でも変わることはありません。障害のある方に寄り添い、仕事を任せることを意識されています。

「障害のある方にも得意分野を生かした分野で活躍してほしい」

その想いがあるからこそ、150種類以上のOSSチームの業務の開拓に繋がっています。

■障害のある方の働きがい

i-plugの障害者雇用では、一般社員と同じ評価制度を用います。 そのため、自分が取り組んだ仕事の成果が、可視化しやすい点がやりがいに繋がっていると仰っていました。

また、他部署の社員との交流も積極的に行っています。交流の中で直接お礼の言葉を頂けることはやりがいに繋がっているそうです。

▲東京オフィス

■今後の目標

最後に河口様には、障害者雇用の今後の目標を語ってくださいました。
目標にされていることは・・・

「様々な場所で障害のある方が活躍できる機会を作っていくこと。」

これからも障害のある方が挑戦し続けられる「働きがいのある会社 i-plug」を作っていくことを目指しています。

▲東京オフィス

■学生インタビュアーの感想

障害者雇用に熱心に取り組む河口様の姿勢に感銘を受けました。
私も河口様や北島様と同様に高い志を持って仕事に全力で取り組みたいと強く感じました。
また、「障害」という偏見を持たずにキャリアを支援される河口様の姿勢には、心から感動しました。

障害者雇用を行う理由として河口様が挙げられた言葉があります。
「法定雇用率達成のために障害者雇用を行っているわけではありません。
障害の有無関係なく皆が等しく活躍できる会社がきっと社会に貢献できると信じています。」


私はこの言葉が大変印象的でした。
多様な価値観や個性を尊重できる企業が、今後の社会で求められると思います。

障害者雇用は容易な取り組みではありませんが、その過程で培われる配慮と設備は、全社員にとって働きやすい環境を創造するための不可欠な要素だと考えます。障害者雇用が多くの企業に広がり、より多くの「働きがい創造企業」が誕生することを心より願っています。

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